1年次は全学科共通の基礎学年から始まります。前期はクリエイティブを幅広く体験しながら学びため、クラスごとに6つの基礎演習課目を2週間ずつおこないます。また、前期・後期にわたって、デッサン基礎演習とデジタル基礎演習をおこないます。後期からは、視覚デザイン、リビングプロダクトデザイン、キャラクターデザイン、映像メディア、イメージクリエイション、絵画表現の6つの専門基礎を選択。2年生になるときに所属する専門コースを選択します。専門コースの授業以外に、⾃由に選べる学術造形科目があり、幅広い分野での学習が可能です。3年間でクリエイターやアーティストとして必要な技術や考え⽅を学び、⾃⼰実現を目指します。
1年次の流れ
前期4月〜7月 共通基礎(6演習)
- 描写表現
- 自然の対象物を描写することが基本。そこから想像上のイメージを目に見える形で表現します。
- 物語描画
- オリジナルの物語を考え、絵と関係づけて未知の世界をつくりだします。
- 平面構成
- グラフィックデザインの基礎を学び、イメージと文字の組み合わせによる視覚伝達デザインへと展開します。
- 空間構成
- 切る・折る・組むなど立体デザインの基礎を学び、素材の特性と実用を考えたものづくりへと展開します。
- 写真映像
- 動く対象を静止画にする写真から、画像を組み合わせて動画にする映像へ展開します。
- 立体造形
- 素材を組み立てた立体やイメージをモノに置き換えた造形などをつくり、設置する空間との関係を考えます。
後期9月〜12月 専門基礎
- 視覚デザイン基礎
- グラフィックデザインに必要な情報の編集と視覚伝達、構成の基礎とスキルを学び、デザインに必要な技法や知識を多角的に身につけます。
- リビングプロダクトデザイン基礎
- 素材の特性を「カタチ」に生かし、人と共感できる「モノ・コト」を考え、実験や体験を通じ「プロセス」を学ぶ。ものごとを見る目、表現する力を養います。
- キャラクターデザイン基礎
- アニメーション、マンガ、イラスト描画の基礎技術/知識を、実習を通して身につけワークフローを学ぶ。アナログ、デジタル描写等の表現の違いを通して独自の描写を考察します。
- 映像メディア基礎
- 映像を介して他者にメッセージを伝えることの重要性を学び、さまざまな映像表現を可能とするワークフローを身に付けます。
- イメージクリエイション基礎
- 自分自身の「好き/嫌い」を再考し、同時代の美術に根ざした表現ができるための考え方と表現方法を学びます。
- 絵画表現基礎
- 観察して描写することを基本に、構成・描画技術・完成度を高める。絵具による描画、デジタルによる描画技術、レクチャーで絵画全般を学んでいきます。