リツノさんに、今のお仕事とアサビについて聞いてみました!
振り返ってみるアサビの「基礎学年の授業」について
「どれも楽しかったですが、課外授業で美術館に行き、その後レポートを書くという課題で「文字だけでなく絵や写真を入れたり、自分でレポートをデザインしていい」というのが面白かったです。
ゲームグラフィッカーの仕事は、自分とは違う価値観を拒絶したり「自分のイラスト」に固執するのではなく、違いを面白がって挑戦できる人、指示に柔軟に対応できる人に向いています。
アサビの1年次はクラス制なので、志望学科もバラバラでいろんなタイプの人が集まっていまいた。仕事でキャラクターのデザインをする際に「あの子だったらこんな服装をしていたな、あんな音楽が好きだったな」と思い出してみたり、煮詰まった時に意見を聞ける友人としてずっと関係が続いています。
学んだことがない分野の授業や、自分と違う考えを持つ人と出会って「こんなモノがあるのか、そんな考えがあるのか」と、自分の知識や考えの幅を広げる材料になりましたね。」
今のアサビのカリキュラムで受けたいものはありますか?
「座学では色彩学と美術解剖学、実習ではデッサン、クロッキー、キャラクターデザイン、絵本、マンガ企画など…企画系の授業を受けたいですね。
会社のコンペでも企画・構成力が問われますし、キャラクターをデザインする上で、色彩構成や体型はとても重要になりますし、性格や生態、癖があればその理由まで考えて「なぜこのキャラは〇〇なのか」を説明する必要があります。
最近は敵のキャラクターにもちゃんと設定がつけられていて、ファンが付く位です。」
体験入学、ゲームグラフィッカーになるならどれがオススメ?!
「イラストレーター、マンガペンテクニック、ネーム、アニメキャラの設定画、ゲームイラスト、特にアニメキャラの設定画を受けたいです。
仕事でもアニメの設定画と同じく三面図を起こすことはよくあるので、正面だとこう見えるけど、横からだとこう見えて…と、ちゃんと想定して描くのは意外と手間がかかるので、基礎を抑えられそうですね。」
最終的にフリーで活躍したい場合も、就職したほうがよい!
「フリーのイラストレーター、キャラクターデザイナーになりたい、と考えているなら、いきなりフリーから始めるよりも就職することをオススメします。
会社では先輩や上司から学べることも多く、アドバイスももらえますし、会社で築いた人脈は独立してフリーになった際にも役立ちます。
ただ、企業の対応を待つだけでなく自分から行動する姿勢が必要です。」