LD(リビングプロダクトデザイン)コースでは、パーソナルスペースから住居、商空間、地域、都市に至るまで、幅広い視野で人が生活する空間のデザインを考えます。東京には多数の河川があり、都市を構成する要素として、個性的なデザインや構造を持った、いくつもの橋がかかっています。近年では、「河川のオープン化」を都が推奨し、隅田川を中心とした河川空間の利活用、水辺のにぎわい創出などが活発になってきています。
4月中旬に、LDコース2,3年生の合同授業「隅田川の橋、下から見るか?横から見るか?」を2日にわたっておこないました。
1日目は隅田川にかかる、清洲橋(きよすばし)、厩橋(うまやばし)、吾妻橋(あづまばし)など、アーチ構造や吊り構造を2~3mmの角材で再現。どの構造やデザインが、どのくらいの重さに耐えられるかの比較もおこないました。
2日目は「隅田川クルーズ」の水上バスに乗り、隅田川にかかる橋のスケール感と構造とデザインを間近で観察。両岸に整備された親水施設の隅田川テラスなどにも関心をしめしていました。
橋の構造に触れることで、空間デザインに対する新たな視点を得る体験になったのではないでしょうか。
【LDコース】隅田川の橋、下から見るか?横から見るか?
2022/05/12