宮沢賢治の色に染まる。「宮沢賢治 十二色の絵本展」

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色鮮やかな紙が幾重にも重なった、美しい作品。アサビ卒業生の村山永子さんが出展している 「宮沢賢治 十二色の絵本展」が恵比寿で開催中です。
今回、展覧会のディクションを手掛けた清原一隆さん、「やまなし」のイラストを 手掛けた村山さんにお話を伺いました。

「会場であるGALERIE Malleは毎年末に絵本展を開催しています。 オーナーさんは宮沢賢治でお好きで、何度かこのテーマで展示を行いました。 今回は、彼の作品には色にまつわる言葉が多用されていることに注目し、 十二色(冊)の絵本をつくることにしました。村山さんには、 東京装画賞をきっかけにお声掛けしたのです。」

「私は”やまなし”を担当しました。制作を通して、 今回参加できて本当によかったと思います。どのページがカラー・モノクロになるか分からなかったので、 作品は全てカラーでつくりました。自分でつくった色とりどりの紙を切り貼りして制作しているのですが、 モノクロにすると階調が上手く表現できず、調整するのが1番苦労しましたね。」

「完成した”やまなし”は、とても素敵な仕上がりでしたよ。 色鉛筆をイメージした12冊木箱入りセットを限定100部つくりましたが、 予想をはるかに超える反響でとても嬉しいです。」

「絵本は学生時代に手掛けた絵本工房 (アサビの自由選択授業。)以来でしたが、楽しんで制作できました。同じく卒業生の竹田 壮一朗さんは、”注文の多い料理店”の装丁を担当しています。 是非こちらもご覧いただきたいです。また絵本・原画の展示だけでなく、朗読ライブもあるので、みなさんでお楽しみいただけたらと思います。」

開催場所
GALERIE Malle-ギャラリーまぁる-
期間
12月13日(火)-12月25日(日)
2016/12/22