【卒業生】武藤聖馬さんの画集が発売。竹谷隆之さんとトークイベント

武藤聖馬さんの画集『武藤聖馬特撮アートワークス「聖」』が4月30日に玄光社から発売されました。武藤さんは「仮面ライダー」の絵コンテライターとしてキャリアをスタート。その後は「ウルトラマン」「仮面ライダー」シリーズのキャラクターデザインや絵コンテ、「王様戦隊キングオージャー」の一部アートデザインを務めます。また、iPhoneで撮った自主制作特撮映画『オーク』では脚本から監督、キャラクターデザインをおこない、youtubeで150万回以上再生され、メディアでも取り上げられました。

今回出版された画集では、これまで武藤さんが手がけてきたアートワークが惜しみなく掲載され、ラフから完成に至るまでのプロセスなどを公開しています。

その画集の発売記念として、4月27日に阿佐ヶ谷ロフトワークスで『武藤聖馬特撮アートワークス「聖」発売記念イベント〜そのツクリゴト』が開催。『オーク』に参加した声優の樺山ミナミさんをゲストに迎え、武藤さんの大先輩でありアサビに入学するきっかけとなった造形作家の竹谷隆之さんとのトークショーがおこなわれました。

武藤さんが高校生のころにアサビの学園祭におもむき、講演会で憧れだった竹谷さんとはじめて会ってサインをもらいました。その後、武藤さんが在学中にお客として、竹谷さんが出演した阿佐ヶ谷ロフトでのイベントに参加。卒業後も個人的に描いていたキャラクターデザインに、竹谷さんからアドバイスをもらうなどしていました。時を経て、その2人がクリエイターとしてステージで対談をおこなうという日でした。そんな30歳も離れた後輩に「同じクリエイターとしてリスペクトしてます」と竹谷さんは言います。

トークショーでは、お互いの絵の描き方、仕事の仕方について語り合ったり、お題に沿った即興ライブドローイングをおこなったりと、会場を埋めたお客さんも大満足のイベントでした。

武藤聖馬特撮アートワークス「聖」
https://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=33727


武藤聖馬
1995年生まれ。2017年キャラクターデザイン科(現:キャラクターデザインコース)卒
「仮面ライダー」シリーズの絵コンテを担当後、特撮作品のキャラクターデザインを担当。コンセプトアートの制作、自主特撮映画作品の監督として幅広く活躍。今年度から漫画誌に連載を開始する。

竹谷隆之
1964年生まれ。1985年ビジュアルコミュニケーションコース(現:視覚デザインコース)卒
フィギュアの造形をはじめ、多くの特撮作品の造形美術をおこなう。また、特撮やゲーム、アニメのキャラクターデザインも多数手がける。2023年、文化庁長官表彰。
2024/05/08