研究科による学生の研究制作発表と、国際交流プロジェクト「NO TOKYO/RESET」展が、2023年12月5日〜9日まで人形町ヴィジョンズで開催されました。

研究科には本校卒業生や留学生が在籍していて、その多様性から東京を題材とした共同プロジェクト展を毎年おこなっています。本年度は交換留学制度で提携しているパリ国立高等装飾美術学校Ensadから短期留学生も参加し、コロナ禍を抜けた新しい世界に、”もしも東京がなかったら？”という逆説的な問いかけで、「NO TOKYO -RESET」と題した国際交流プロジェクトをおこないました。
今までと違う東京が見える瞬間、その場所の持つ既存の印象を覆すイメージ、気づかなかった美しさや面白さの発見を、それぞれの作品として、人口が最も集中する東京の区域の地図にマッピングしていく制作です。

研究科生8名、それぞれの研究テーマによる作品発表では、今回の合同プロジェクトとリンクするかのように、都市問題への啓発、解決、アプローチや、都市景観をモチーフとした作品も多く、ゲーム、マンガ、絵画、グラフィックデザイン、空間デザイン、版画など、様々な表現で制作された作品が並びました。

最終日の9日はギャラリーにて、5名の指導教員が参加して講評会をおこないました。学生それぞれのプレゼンテーションを全員で聞き、先生方から様々な講評を受けました。それをもとに、研究科生は修了制作に向けて作品の完成度を高めていきます。