アサビは杉並区の住宅街にあり、指定広域避難場所である大規模公園までは歩いて20分ほどの距離があります。災害時には敷地や校舎にとどまることはできないため、近接する西方寺(松苔山 峯巌院 西方寺)の敷地をお借りして、教職員、学生の全員が一時避難をする想定で実施をしました。
校内に避難訓練をおこなう放送が流れたあと非常ベルが鳴ります。「地震が発生しました。おちついて身の安全を確保してください」という内容の放送があり、しばらくしてから「揺れがおさまりました。教員、工房管理者は学生とともに西方寺へ避難をしてください」という放送とともに、各教室の担当教員や工房管理者の指示にしたがい、全員が西方寺へ向かいます。
西方寺の駐車場に集まった学生たちを点呼し、名簿で人数を確認。確認した教員から災害本部への報告を受け、全体的な訓練の総括をしました。その後、希望者による消火器の扱い方の体験をおこないました。
アサビでは、2011年の東日本大震災を機に、交通機関の混乱による帰宅困難者なども想定し、防災用品や非常食の備蓄をおこなっています。