2000年に凸版印刷株式会社が設立した印刷博物館には、印刷文化に関わる歴史的な資料の展示や、日本の印刷史が詳しく解説されています。また、館内の印刷工房では、活字を自分で組んで印刷する、活版印刷体験ができるようになっています。
視覚デザイン(VD)コースでは、本格的な専門授業がはじまる2年生の前期に、印刷博物館を見学するのが、恒例となっています。館内展示では、歴史的に価値のある本物をみることができます。活版印刷体験では、鋳造された活字を並べて(文選)印刷をおこないました。この見学を通して、授業で聞いていたことが、実感として理解できたのではないでしょうか。後日、授業では印刷に関するテストがおこなわれるので、自分がしっかり学べたかの確認もできます。
今回の見学では、最後に博物館のエントランスに並ぶ、視覚情報コミュニケーションの歴史について、学芸員の方からの説明と解説を伺いました。自分達が関わっていく視覚伝達デザインの歴史や役割を、学生達はあらためて学ぶことができました。
取材協力:印刷博物館 https://www.printing-museum.org/
【VDコース】校外授業で印刷博物館を見学
2022/05/26