本来であれば、聖火リレーは杉並区内を走る予定でした。しかし、東京都の非常事態宣言発出にともない、公道での走行が中止となりました。当日は関係者だけのセレモニーにとなり、Tシャツは杉並区の職員の方々が着用。ボランティアに応募された人たちに Tシャツを贈るかたちになりました。
(イエローのTシャツはボランティア向け、ライムカラーのTシャツはサポートランナー向けに制作)
岡本さんに経緯やデザインについての話をうかがいました。
「視覚デザインコースのコース長の小林チエ先生から、杉並区の担当の方をご紹介いただいたき、卒業間際に正式にお話をいただきました。表現するモチーフには制約が多く、聖火や五輪など具体的にオリンピックと関連付けるデザインはできません。月桂樹も使用できないので、区の木であるスギ、区の花であるサザンカをモチーフにしてデザインしました。これが卒業後のフリーとしての最初のお仕事なので記念すべき作品となりました」※画像提供:杉並区役所 区民生活部 文化・交流課