このコンペは内閣の政策の一環として開かれ、関連施策推進のロゴマークを公募し、審査員をユニクロなどをデザインされている佐藤可士和さんが座長としてが担当された企画です。
鎭西さんが自身の作品についてやコンペに応募した理由、授賞式の様子を文章で綴ってくれました!
作品の解説
日の丸の中に日本史時代区分表をイメージした縦線を置くことで、これまでの時代がこの国を作っていることを表現。また、一番右の白い部分(平成)から中央付近の白い部分(明治)を横線で結び、つながりを表現しました。全体的には和柄の一部にも見えるように配置し、下に英語表記のロゴタイプを置くことで、和魂洋才の精神にも触れられるようにまとめました。コンペに応募した理由
高校3年生の頃に公募でロゴを採用されたことがあり、アサビに来てからは挑戦のつもりで1年に1回、課題外で一つ応募しようと考えていました。一昨年は西荻神明通りあさ市のキャラクターデザイン(あさいちくん)が採用されましたが、去年はその関係であさいちくんを描いていて、忙しくて出せず、今年は専門学校も最後の年の予定なので、もう少し大きい募集に挑戦しようと思い、応募しました。
募集要項はネットのニュースを見ていた時に偶然見つけたもので、「明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識する」という言葉に惹かれて出す事を決めました。
授賞式の様子
緊張しすぎで式の記憶があまりありませんが、足元が沈むほどふかふかだった事だけはびっくりしたのでよく覚えています。式は10分ほどで終わりました。総理大臣官邸に呼ばれ、内閣官房副長官の野上さんやクリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和さんを始めとした審査員の方々と、受賞者5名、それからロゴ発表がメインだったので、報道の方が少しだけいました(同時刻にイギリスのメイ首相が日本にいらしていたので、それほどいませんでした)。
式はとても緊張しましたが、開始前と後では他の受賞者の方々と雑談したり、周りにいた方にこんなチャンスないよと勧められ、佐藤さんと写真を撮らせていただいたりしました。採用者でもないのに笑顔で写真に応じて頂き、少しお話させてもらいました。
鎭西風音さん、受賞おめでとうございました!
写真左から:賞状を受け取る鎭西さんと座長を務める佐藤可士和さん、集合写真、採用作品と作者の庄子奈美(しょうじ・なみ)さんと並んで記念撮影