映画から音が消えたなら…?「録音・音響のワークショップ」が行われました!

映像メディア科で「録音・音響に関するワークショップ」を行いました!
講師・中嶋莞爾先生が監督をした「クローンは故郷をめざす」という作品の音響監督を担当していたつながりで録音・音響技師の臼井 勝さんを特別講師にお招き。監督と音響監督による講義となりました。

まずは、題材になる映画のワンシーンを、実際に見ながらどんな音をどんな時に重ねているのか、「音がある時」と「音がない時」では印象がガラリと変わり、映画にとって「音」は見えないけれど確実に見る人の印象に影響を与えていることを実感するレクチャーです。
BGMが流れていない、一見無音の中で役者さんが喋っているシーンでも「空調の音、計器の音、誰かが歩く音」…など幾重にも「環境音」が使われ、映画の世界観をリアルに感じられるように作られていること、また、あえて本当の「無音」にするシーンを作るなど、重要な演出を担っていました。
お話の後、臼井 勝さんが録音をする際に使う機材を持ってきてくださり
「手に持ってみてください」
初めて触る機材を前に最初は遠慮がちだった学生でしたが実際に手にとってその重さや質感を感じながら、各機器のつなぎ方、使い方のレクチャーを受けました。
監督である中嶋先生からは映像についての解説もあり、とても豪華な講義となりました。
中嶋莞爾先生、臼井 勝さん、貴重な講義をありがとうございました!
2017/05/17